変圧器のトップランナー基準変更に関するお知らせ
高圧受電をされているお客様へ
変圧器(トランス)のトップランナー基準が変更になります
エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づき、これまで2006年度(油入)、2007年度(モールド)、2014年度を目標年度とする基準が設定され、変圧器による省エネは広く普及しました。そしてトップランナー制度の観点から、変圧器の省エネ基準が見直されることになりました。それが「トップランナー変圧器の第三次判断基準」であり、目標年度及びエネルギー消費効率の2項目が新たに見直しされました。また、区分の明確化を目的として、区分名が新設されました。
現基準品・新基準トップランナー変圧器に関するスケジュール(予定)
2025年9月末 現基準品 受注締切
2026年3月末 現基準品 出荷終了
第三次判断基準のエネルギー消費効率
現行のトップランナー制度における変圧器の基準では、種別、相数、定格周波数、定格容量、標準仕様又は標準仕様状態で使用しないものの5つの要素により区分が分けられており、それぞれの組み合わせにより全24区分(標準仕様12区分、準標準仕様12区分) に分かれています。それぞれの区分毎に新基準のエネルギー消費効率の算定式が定められます。なお、基準負荷率は広範囲の負荷率に対して効果的に損失低減を図るために500kVA以下は40%、500kVA超過は50%としており、現在のトップランナー変圧器2014から変更ありません。

省エネ効果(エネルギー消費効率の比較)
新基準トップランナー変圧器では、JIS C4304(1981)規格値とのエネルギー消費効率の比較において約46%、トップランナー変圧器第一次判断基準であるJIS C4304(2005)との比較でも約26%の省エネ効果が期待でき、旧型の変圧器になるほどエネルギー消費効率が悪く無駄な損失を発生させてしまいます。また、日本国内での変圧器稼働台数は、2021年度時点で約386万台(油入351万台、モールド35万台)と推定されています。
このうち更新推奨時期の20年を経過している2001年以前の変圧器は約221万台、57%を占め、新基準のトップランナー変圧器へのリプレイスにより大きな省エネ効果が期待できます。

一般社団法人 日本電機工業会 資料参照
高圧受電設備の改修をご検討中のお客様・これから更新のご検討を始めるお客様へ
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新基準では省エネルギー性能の向上が期待される一方、鉄心や巻線などの材料を現基準品より多く使用する見込みであり、寸法・質量は大きくなり、製品価格も上がる見通しです。
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既存キュービクル入替で、新基準トップランナー変圧器が収まらない可能性があります。その場合は筐体の拡大、設置基礎の見直しなど、更に工事価格が上がる可能性があります。
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現基準品の受注締切は、2025年9月末を予定していますが、駆け込みで受注締切が早まる可能性がございます。
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PCBが含まれいるトランスを使用中の事業者様や容量変更を検討している方は、お早めの実施を推奨いたします。
PCB廃棄物適正処分について
低濃度 PCB 廃棄物の処理期限は 2027 年 3 月 31 日までです
PCB特別措置法に基づき、低濃度PCB廃棄物の処理期限は 2027年3月31日までと定められております。
製造年によりPCB含有が疑われるトランス(変圧器)やコンデンサ等は、機器内の油を採取し低濃度PCB含有調査を行います。
コンデンサにつきましては機器の交換が必須となります。
現在コンデンサについては品薄状態が続いており、長納期が予想されます。また、低濃度PCBの含有が認められた場合、適切な無害化処理が必要となり、申請や処分についても時間を有します。期限内に処理を完了させるためにも調査等、お早目の計画をご検討くださいますようお願いいたします。
蛍光灯照明器具生産終了のお知らせ
あかり文化の向上と地球環境への貢献を見据えて
大手メーカーの蛍光灯照明器具は、生産開始から半世紀以上にわたって家庭やオフィスを照らし続けてまいりましたが、政府による「新成長戦略」「エネルギー基本計画」並びに一般社団法人 日本照明工業会の「照明成長戦略2020」の目標に基づき、2019年3月末をもって蛍光灯照明器具を生産終了いたしました。

水銀灯(ランプ)生産終了について

「水銀に関する水俣条約」の採択により2021年から水銀灯(ランプ)の製造、輸出または輸入が禁止になります。LED照明ではやめのリニューアルを!!
水銀に関する水俣条約とは
水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。平成25年10月10日、水銀による汚染防止を目指した「水銀に関する水俣条約」が、国連環境計画の外交会議で採択・署名されました。これにより一般照明用の高圧水銀灯については、水銀含有量に関係なく、製造、輸出又は輸入が2021年から禁止となりました。
主な条約の内容(照明)
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一般照明用の高圧水銀灯の製造・輸出・輸入を2021年以降禁止
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メタルハライドランプ・高圧ナトリウムランプは規制対象外
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紫外線ランプなど一般照明用以外の特殊用途用ランプは規制対象外
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蛍光灯※¹は水銀封入量を規制(5~10㎎)




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STEP1=御社にお伺いし、ヒヤリング・照明器具の種類・台数を調査させていただきます。
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